安倍首相は今選挙に打って出るのは、将来選挙を実施するよりマシだからだという記事が、国際面に掲載された。
この記事は次の様な書き出しで始まる。
「安倍晋三首相は、経済が縮小する中で総選挙を行うという賭けに出る。有権者やアナリストの一部は、その理由に疑問を持っている。」
「安倍首相は火曜日にも来月衆議院選挙を実施すると発表する見込みだ。」
暫く要約する。
2四半期連続のGDPマイナス成長を受けて、安倍首相は消費税の10%の引き上げを遅らせる。自民党関係者によれば、この選挙はアベノミクスを進めるか否か問うものだ。
この記事は、次の様なコメントで締めくくられている。
「この決断は戦略的に危険だ。経済が弱いため、自民党は議席数を減らすことになるだろう。2012年に自民党はなだれ現象を起こして勝利し、衆議院の480議席のうち295議席を獲得して政権を奪い返した。衆議院はまだ2年の任期を残している。」
「『考えうる唯一の理由は、先延ばしするより、今選挙を実施した方がましだからだ。』と政策大学院政治学教授の飯尾潤氏は言う。」
まあ、「解散の大義は何か?」という問いだろう。私もまさか本当に選挙になるとは思っていなかったが、7~9月期のGDPがこれだけ悪いと知って、それもやむなしかなとも思う。