Friday, November 7, 2014

東京は珊瑚密猟者に警告する。【A14面(国際面)】

中国漁船による赤珊瑚密漁事件が国際面で報道された。




この記事は、次の様な書き出しで始まる。
「日本のトップの役人が、珊瑚の密猟者に日本の領海に入らないように警告した。6人の中国人が、ここ数週間貴重な赤珊瑚を非合法的に捕獲した疑いで逮捕された後のことだ。」
「岸田外務大臣は報道陣に対し、火曜日に、中国の大きな船団が、日本の海域もしくはその近辺で9月中旬以降発見されたと述べた。岸田氏は北京に適切で有効的な対策を要求した。中国側はことの重大性について認識していると表明した。」

暫く要約する。

中国では赤珊瑚は一グラム当たり18万円と非常に高価で取引されている。この騒動は、日中首脳の会談の可能性が取りざたされている中で起こった。

この記事は、次の様なコメントで締めくくられている。
「横浜沿岸警備事務所によれば、小笠原諸島周辺で、10月に5人の中国人船長が漁業法違反の疑いで逮捕された。」
「他の中国人船員も10月17日に日本の最南端に位置する石垣島の沖で逮捕された。一人を除く全員が、罰金を支払ってもしくは支払うと約束して、釈放された。」

この事件は、中国の反政府分子が、APECのこの時期に、中国体制派のイメージダウンのためにやっているとの噂もある。そうだとすれば、WSJにも取り上げてもらって、反体制派はハッピーだろう。