2月は、ウォールストリートジャーナルに、日本の記事が20回掲載された。新聞発行日が23日なので、ほぼ連日、日本の記事が掲載されたことになる。
日本を中国や韓国との関係から論じた記事が6回、原子力発電を軸にした記事が3回、マウントゴックス破綻の記事が2回、掲載され、これらの問題への関心の高さが際立った。面白いところでは、佐村河内氏(日本のベートーベン)の記事が、1面掲載も含めて2回も掲載されたことだ。
掲載箇所では、1面が4回、国際面が11回、社説を含む意見欄が4回、オリンピック特設面に1回。
1面に掲載されたのは、(1)佐村河内氏(日本のベートーベン)、(2)トヨタ車リコールの件が和解へ、(3)日本人の愛国心が高まっていること、(4)マウントゴックスの破綻の4点で、バラエティーに富んでいる。
社説には、(1)安倍首相の集団的自衛権への取組み評価、(2)日本は韓国経済に学ぶべきの2点が取り上げられた。その他に、読者の意見欄に、米国の対中国政策が弱気だとする意見、専門家の意見欄に、マウントゴックスの破綻は予測可能だったとする意見が掲載された。
テーマ別では、政治関係が8回、経済関係が7回、その他が5回。
政治関係は、日中関係(韓国も含めた東アジア問題含む)が6回、原発関係が2回で、この2つの案件に集中。
経済関係は、マウントゴックスの破綻が2回取り上げられた以外は、貿易赤字拡大、春闘、日銀発表、トヨタリコールの件和解へ、日本は韓国に学べ、等、バラエティーに富む。
その他は、佐村河内氏が2回。それ以外は、アンネの日記が破られた事件、羽生の金メダル、原発での汚染水漏れ事件と、やはりバラエティーに富む。