Tuesday, May 27, 2014

日本の首相は確固たる外交アジェンダに取組む【A7面(国際面)】

安倍首相へのインタビュー記事が国際面に掲載された。
西側諸国の批判にも係わらずロシアと会話を続け、中国からの批判にもかかわらずベトナム・フィリピン支援を止めない、安倍首相の強気の独自外交を淡々と伝えている。

この記事は、下記の様な書き出しで始まる。
「日本の首相である安倍晋三は、確固とした外交アジェンダを準備している。ベトナムが中国と領土問題て対峙する中、ベトナムへの海上での援助を加速させ、ロシアが西側諸国からそっぽを向かれる中、今年プーチン大統領をもてなす。」
「『海底の石油を目的とした中国の一方的な採掘行為は、ベトナムから非難の声が上がっていて、これまでにない緊張をもたらしています。」と金曜日のウォールストリートジャーナルとのインタビューで安倍首相は語った。『我々は、軍事力や威圧による現状の変更に決して黙ってはいません。』とも言った。彼は、昨年、東南アジアのリーダーに積極的に接触し、彼自身が中国の威圧に対する対抗勢力となることを売り込んだ。」

その後、この記事は、安倍首相が、ロシアのウクライナ併合を非難し、ロシアへの制裁を実施する一方で、ロシアとの会話の継続を強く望んでいることを、詳しく述べる。

そして、安倍首相が、これまでの日本の受身の外交姿勢を、独自の強い外交姿勢に変えようとしていることを強調する一方で、こうした政治姿勢が必ずしも国民に指示されていないことにも言及する。

最後は、次の様なコメントで締めくくる。
「それでも安倍首相は、日本の役割を一段上げ様としている。彼は、日本の東シナ海における対中紛争との類似性を引き合いに出して、南シナ海におけるフィリピンとベトナムの対中紛争においてこの2ヶ国を支援することを公言した。中国は激しく非難している。」
「安倍首相は、中国に面している国々に、海洋上での支援策を打ち出した。これらの支援策は、実効面ではあまり意味をもたないが、象徴的には非常い重要な意味をもつ。12月に日本はフィリピンに10隻の巡視艇を寄贈し、ベトナムとも同様のアレンジを考えていることを発表した。」