Thursday, April 23, 2015

日本と中国のリーダーがより温かい連携を示した【A9面(国際面)】

4月22日の日中首脳会談について、23日の国際面で速報した。



安倍首相が安全保障問題やAIIBの課題について取り上げたのに対して、習主席はシルクロード構想について取り上げたと報じている。中国を南アジア、アフリカ、欧州とつなぐ新たなシルクロードを作るというとてつもない構想で、取り上げる話題を比較して、日本に比べて中国が大国らしい考えを持っていると言っている様にも読める。

***** 以下本文 *****

この記事は次の様な書き出しで始まる。
「日本の安倍晋三首相と中国の習近平国家主席が緊張高まる領土問題や中国が主導する新たな地域銀行について話し合った。両国共に会談において、アジアの2大経済大国の間の関係改善が見られたとした。」
「前回11月に北京で両首脳が会った際には、中国が支配権を主張する東シナ海の問題で2国間に緊張があった。それ以来初めてとなる会談で、両国はアジアアフリカ会議において25分間話し合った。」

外務省関係者によれば、安倍首相は東シナ海問題を取り上げ、海上連絡システムの早期運用開始、両政府間の安全保障対話の継続の必要性を訴えた。両国はまたAIIBについても議論し、安倍首相はガバナンスや資金の安定性に問題があるとしたが、習主席がどう反応したかは不明。習主席は新しい「シルクロード」の計画について取り上げた。

この会談は、バンドン会議60年を記念してアジアアフリカ各首脳がスピーチを行った後に実施された。安倍氏はスピーチの中で、第二次世界大戦における日本の役割について「深い反省」を表明したが、謝罪はしなかった。来週、安倍首相は訪米し議会で演説を行う。

この記事は次の様なコメントで締めくくられている。
「日本の戦争時の態度について安倍首相が演説でどう言及するかにコメントに今年は注目が集まっている。第二次大戦後70年を迎えるからだ。」
「首相はこの件についての包括的な談話を準備している。首相が様々な議論のある歴史問題について言及するのか、日本の行動によって被害を受けた国々に対して謝罪するのかについて注目が集まっている。」