日銀が27日発行の展望レポートで2020年度の景気予測を発表するが、WSJはこのニュースを24日の国際面で取り上げた。
日銀が「2019年に予定されている消費税率アップの影響は小幅に止まる。」との予測を示すと報じている。
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日銀に近い筋によれば、日銀は、日本は来年に予定されている消費税率アップに耐えられるし、前回の税率アップ時の様な急激な経済減速は避けられると見ている。
日銀は金曜日に2021年3月に終わる会計年度の予測を初めて発表する。2019年10月に予定されている消費税の8%から10%へのアップ後初めての1年間の最初の予測だ。
日銀い近い人々によれば、日銀はその年はそこそこの成長が見込めると期待している。
安倍首相は、消費税率の引上げを2度に渡って延期した。2014年4月に消費税率を5%から8%に引上げた時に起きたことが再び起きることを懸念しての策だ。その時は、経済は縮小し、日銀の目標とするインフレ率2%へと進んでいたインフレも勢いを失った。その前に実施した1997年の消費税アップも同様の影響を与えた。