Friday, April 6, 2018

相撲は女性の役割と戦う【A8面(国際面)】

4日に、舞鶴市の相撲巡業で、倒れた市長を助けようと土俵に上がった女性に対し「土俵から降りて下さい。」と場内アナウンスが流れる事件があっったが、WSJはこのニュースを6日の国際面で速報した。



日本では女性を不浄なものとしていること、未だに女性差別が根強いことなどを取り上げ、詳しく報道している。

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日本相撲協会は、職員が女性たちに土俵から降りる様に命令したことについて謝罪した。彼女たちは脳出血で苦しんでいる男性に対する緊急手当をするために土俵に上がっていた。
この事件は、日本の国技が女性が土俵上に上がることを禁止しているルールを遵守しようとしたものだが、相撲や歌舞伎など、日本の伝統的な文化分野での女性の不平等な状況やより広範な差別を浮き彫りにした。
日本は、世界経済フォーラムのグローバル性別ギャップ指標で114位だった。安倍首相は女性が働きやすくするために、社会が行動を起こすことが喫緊の課題だと言い続けてきた。何世紀も続いている相撲では、少なくとも20世紀初頭以降、女性が土俵に入ることを禁じている。歴史家によれば、このルールは、女性を不浄とする日本土着の宗教である神道に関連つけられる。
この禁止条項は、水曜日に日本海に面した舞鶴市で行われた相撲巡業で試された。
舞鶴市長の多々見良三氏は土俵でスピーチをしている際に、突然倒れた。後になって診断した医師によれば、頭から出血していた。
その場面を写したビデオによれば、観衆の女性の1人が土俵に上がり、土俵に横たわる多々見氏に心臓マッサージを始めた。何人かの女性が、援助のために土俵に上った。
その時、相撲協会の職員が、館内放送で「女性の皆さん、土俵から降りて下さい。男性の方、上がって下さい。」とアナウンスしたのだ。
ビデオは、その後、女性が土俵から降りるのを写している。多々見氏が担架に乗せられて運ばれる際には、男性だけが残っていた。
市長のスポークスマンによれば、市長は病院で安定した状態にある。
相撲協会の六角信芳理事長は、アナウンスをした職員は混乱していたとして謝罪した。「人命に関わる状況には不適切な対応でした。」と六角氏は述べた。