Friday, April 25, 2014

中国は紛争の最中にある三井の船を解放する【A7面(国際面)】

商船三井は差し押さえられた船の差押え解除のために約40億円支払ったとするニュースが国際面で取り上げられている。

「商船三井は、中国当局に差し押さえられた船の差し押さえを解除するために、4千億ドル近い金額を支払った。戦時中の出来事に対する被害弁償を請求する民事訴訟によって、中国で日本企業の資産が差し押さえられた最初の法的紛争は、これにより終了した。」
「上海海事法院は、中国版ツイッターとされる短文投稿サイトの微博(ウェイボー)で、木曜日に声明を発表し、商船三井が水曜日に400億円(3千9百万ドル)の支払いを行ったと発表した。
さらに、商船三井は同裁判所の判断を尊重し、問題の早期解決を期待していると表明した。」
「商船三井の広報担当者は、船の差し押さえ解除に向け取り組んでいると述べた。」

その後、この事件の経緯について詳しく説明すると共に、「日中関係が悪化する中、今後他の日本企業が同様の事態に遭遇しないかという疑問があがっている。」と報じている。

記事の最後の部分は次の通り。
「中国と日本の役人は、鉄鉱石運搬船バオスティール・エモーション号の東Zhejiang県での差し押さえを、独立した商業紛争だとみなした。」
「中国の外務省の報道官は、戦争賠償請求とは関係のない、一度だけのケースと呼んだ。」

日中共に、この件が戦争賠償請求とは関係ないとしているようだ。