Tuesday, April 22, 2014

日本の船舶が1930年代の法的係争で差し押さえられる【A9面(国際面)】

商船三井の船舶が、中国当局によって差し押さえられたニュースが国際面に掲載されている。短い記事なので、全文掲載する。

「中国当局は、日本の商船三井が所有する船を押収した。第二次世界大戦前の法的係争によって。」
「『上海海事法院は、土曜日に、鉄鉱石運搬船バオスティール・イモーション号をZhejiang県で押収する様に命じた。』と、法廷と三井は語った。」
「三井は、『没収は、1936年に中国の船保有者であるチャンウェイ蒸気船会社から、日本の大同海運がチャーターした2隻の運搬船に関係している。大同海運は、後にナビックスラインとなり、1999年に三井と合併した。』と、三井は述べた。」
「日本の外務省は月曜日に、『これは、中国が日本の会社の資産を、戦後賠償関する民事訴訟を理由に、差し押さえした最初の例だ。』と述べた。」
「中国の外務省の報道官は、『差し押さえは一般的な商業上の契約係争だ。』と述べた。」

80年も前の係争で、直接関係の無い民間企業である商船三井の資産が差し押さえられるというのは、少し無理がある様にも思えるが、どうだろうか。