Thursday, January 29, 2015

日本では、婚活のためには、正しい寝床が必要【A1面】

日本では、結婚する人の数を増やすために婚活を奨励しているが、遂に婚活アパートまで出来たことが、一面で面白おかしく報じられた。



この記事は次の様な書き出しで始まる。
「結婚するのに問題がありますか?多分貴方は居間でポールダンスを十分にやっていないからでしょう。」
「それが東京の不動産会社の計画の背後にある考えだ。この不動産会社は『婚活』アパートにより、日本の寂しい独身者の苦しみを解決しようとしている。」

暫く要約する。

「婚活」は少子高齢化を改善するために作られた言葉だ。婚活バーや、婚活バスツアー、婚活イベントなんているのもある。30年前には、30歳から34歳の男性の21.5%が未婚だったが、2010年には47%まで増加した。女性の未婚者の比率も9%から34.5%まで増加した。

未婚者が増えている理由の一つは、終身雇用システムがうまく機能しなくなり若い男性が十分な給与を得られなくなっているにもかかわらず、女性が男性の給与に頼る傾向があるからだ。男女共に忙し過ぎることや、快適な独身生活を終わらせたくない気持ちを、未婚者が増えている理由にあげる人もいる。

しかし、婚活アパートを開発した菊池氏は、本当の理由は家にあるとする。彼が開発した婚活アパートは、彼が作成した7つの法則をみたしている。広いキッチンや広いバスルームもこの法則の一部だ。これにより、カップルは一緒に料理を作り、一緒に風呂に入ることが出来る。また、窓を大きくして自然光を取り入れ、天然素材も使用している。菊池氏によれば、ここに住めば、笑顔も増え、肌も綺麗になり、フェロモンが出てくる。

菊池氏はまた、トータルセクシュアリティーアドバイザーのオリビアのコンサルテーションもしている。オリビアは、リビングルームにバスタブを置き、防音を施し、ストリップクラブにある様なポールを設置することを薦めている。彼女によれば、これで恥ずかしがり屋の日本人女性もセックスを楽しめる。

統計によれば、既婚夫婦で、セックスをしない夫婦の比率は、2012年から3.3%上昇し、45%にのぼった。既婚夫婦がセックスをしなくなると、夫婦仲が悪くなり、それを見た子供が、結婚に疑問を抱く様になり、益々少子化が進むという負のスパイラルに陥ってしまう。

34歳のカンノアキコさんは、2012年に離婚した後、婚活アパートに入居した。伝言板にあったお勧めのバーに行って、今のご主人を見つけ結婚した。今のご主人は、カンノさんの婚活アパートに行った際に、そのアパートの格好よさに驚き、結婚するならこの人だと思ったそうだ。

29歳のトクダミカコさんも2年前に婚活アパートに引っ越してきた。それからソーシャルネットワークを通じて知り合った男性と交際を始めた。この男性とは別れたが、婚活アパートで暮らすとエネルギーが湧いてくるそうだ。

「菊池氏は婚活アパートが必要なのだろうか?」
「女性の方々申し訳ありません。彼は既に結婚していて、子供が二人います。」

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未婚の男女やセックスレス夫婦が増加している理由は、狭い家にあるとする、婚活アパート開発者の発想は面白し、その通りかもしれない。