Wednesday, January 21, 2015

日本は人質解放に向けて働くことを誓う【A16面(国際面)】

イスラム国が日本政府に身代金を要求してきたニュースを21日の紙面で速報した。



この記事は次のような書き出しで始まる。
「日本は日本人の人質を殺害すると脅しをかけるイスラム国にコンタクトを取り、イスラム国と戦うグループに与えた援助は非軍事的なものだと説明しようとしていると、水曜日にスポークスマンあ語った。」
「イスラム国の報道担当は火曜日にユーチューブに、ナイフをもって覆面をした男が、2人のひざまずく日本人の男たちを脅すビデオを投稿した。72時間以内に2億ドルを支払わなければ殺害するという。」

暫く要約する。

政府は、二人の人質が湯川遥菜さんと後藤健二さんであることを確認した。湯川さんは紛争地域からのレポートの経験が豊富なジャーナリストだ。湯川さんは、昨年、民間軍事会社を設立するためにシリアに渡った。昨年8月に軍隊のビデオに姿を見せた後、人質になったとされている。菅官房長官は、「我々はあらゆる外交ルートを使って、我々の支援は人道的なもので、イスラム教徒の殺害を目的とするものではないと訴えていく。」と語った。

土曜日にカイロで安倍首相はイスラム国と戦う国々への支援のために2億ドル拠出することを約束し、イスラム国の頭文字を使って、そのお金がISILの脅威を減少させると語った。火曜日のビデオの中で軍人は、身代金要求が日本の資金援助に関連していることを明らかにし、このお金がイスラムの女子供の殺害に使われるとした。安倍首相は、このお金は難民のサポートや、必要な人々への薬や食料の提供のために使われるとした。また安倍首相は、人質解放に全力を尽くすとしたが、身代金を払うかどうかについては明らかにしなかった。安倍首相は、火曜日には中東訪問の最後の訪問地となるイスラエルにおり、水曜日の午後には日本に到着する予定だ。

「安倍首相は、ヨルダン、トルコ、エジプトの首相と、人質問題を解決すべく、電話会談を行った。」
「アメリカのジョン・ケリー国務長官は、岸田文雄外務大臣に対し、アメリカはイスラム国の行為を強く非難し、日本を全面的に支援することを約束すると語った。」

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人質の2人が自己責任でイスラム国に参入したこと、安倍首長も資金供与の目的がイスラム国対策だということを明言したことなど、日本のメディアでは取り上げにくいことにも触れている。人質が無事に解放されることを祈るばかりだ。