台風21号の影響で、関西国際空港が4日午後3時に閉鎖されたが、WSJは5日に続き、6日の国際面でもこのニュースの続報を掲載した。
この閉鎖により、関西空港はイメージダウンし、今後大阪の観光は悪影響を受けるだろうとしている。
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アジアからの旅行客に最も利用されている空港が、ここ25年間で最大勢力の台風によって閉鎖された。これにより、日本の旅行ブームは危機に晒されている。
大阪の関西国際空港は、長い間、嵐による増水に弱いと見られてきたが、木曜日も閉鎖されたままだ。同空港は、当初、3,000人が空港に取り残されたと見ていた。しかし、同空港の山谷佳之社長は、木曜日になって、従業員を含めて8,000人が取り残されたと述べた。
彼によれば、空港のある人工島からの、船とバスによる乗客の救助は完了した。但し、数名は、フライトの運航再開を待つために空港に残った。
人工島と対岸を結ぶ橋は、台風により錨が緩んで漂流した船が衝突したため破壊され、火曜日の午後から水曜日の朝にかけて空港は寸断された。
ミズーリ大学の学生で日本で学んでいる22才のキャトリン・マデーナは、友人と共に休暇で韓国に向かう予定だった。台風が襲った時、彼らはターミナルの横のプラザで昼食をとっていた。
「天井と窓がガタガタしだして、プラザの真ん中に落ちてきた。」と彼女は語った。そして、台風による大波が人工島に押し寄せ、最終的に滑走路の1本が浸水した。
木曜日に安倍首相は、空港は、金曜日中には国内線の運行を再開できる見通しで、国際線も準備が整い次第再開すると述べた。
日本の旅行会社であるフリープラスの小西宏明社長は「関西国際空港の閉鎖は、大阪の観光に大きな悪影響をもたらすだろう。」と述べた。東京や名古屋の空港が代替にもなる。小西氏によれば、台風のイメージによって、運行再開後も関西国際空港を避けるだろう。