Thursday, September 6, 2018

日本で地震が土砂崩れを引き起こす【A9面】

6日早朝に北海道を襲った地震について、WSJは同日の国際面で速報した。


 この地震により、前日の関西空港に続いて、千歳空港が閉鎖されたとして、台風と地震を関連づけて報道した。東日本地震同様に日本北部を襲った地震だったが、泊原発に被害はなかったともしている。

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木曜日に日本北部の田園が広がる地帯を強い地震が襲った。この地震による土砂崩れで村の1部が埋め尽くされ、主要空港が閉鎖された。台風の影響で、今週、日本の西部のもう1つの空港が閉鎖されたが、この空港閉鎖はそれに続くものだ。
現地時間の午前38分に起きたこの地震の震源は、北海道の千歳市の近くだ。ここには、この地域の主要空港がある、
米国の地質調査によれば、地震はマグニチュード6.6だった。津波警報は発令されなかった。
空港は構造上の被害に耐えたが、木曜は終日閉鎖される見通しだ。空港の壁は崩れ落ち、水道管は破裂した。
菅官房長官によれば、この地震により2人の死亡が確認された。菅氏によれば、政府は25,000人の自衛隊員を送り、救助と復旧作業を支援する。公共放送であるNHKによれば、39人が行方不明になっている。厚真町では山崩れが起き、家の屋根に土砂が押し寄せた。
北海道のほぼ全域に当たる295万戸が停電したと菅氏は述べた。
地元の原子力発電所は、バックアップ用のディーゼル発電に切り替え、燃料棒を冷却している。
「我々は、地元自治体と密接に協力して、全力で、影響を受けた人々を救助し、地元の人々を避難させ、必要なサービスを再開する。」と安倍首相は、緊急閣議で述べた。
日本列島は、世界でも最も地震の影響を受けやすい地域だ。2011年に日本北部で起きたもう1つの地震は、津波を引き起こし、沿岸部の殆どを破壊した。この時は2万人近くの人々が死亡した。