Wednesday, September 5, 2018

台風被害が日本のメイン空港を分断【A7面(国際面)】

関西空港は、4日、台風21号の強風に煽られたタンカーが連絡橋に衝突した影響で、対岸との交通が遮断されたが、WSJはこのニュースを翌5日の国際面で速報した。


多くの人々が、4日の夜に空港に取り残されたこと、5日朝から船で空港の外に脱出を開始したことなどを伝えている。取り残された人の数を3,000人と報じているが、実際には8,000人だった。

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日本で最も大きな空港の1つである関西空港が、ここ25 年で日本に上陸した台風としては最も強力な台風による被害のために、無期限で閉鎖された。
会場に浮かぶこの空港島を対岸と結ぶ繋ぐ橋に、台風の影響で流されたタンカーがぶつかった。これにより橋の一部がそぎ落とされ、道路の一部が橋の残りの部分から分断された。空港のスポークスウーマンによれば、空港でも滑走路の1つが浸水し、ターミナルの地下が水浸しとなった。
大阪の近くにあるこの空港は、日本とアジアの国々を結ぶ日本のメインのゲートウェイの1つだ。日本航空によれば、火曜日の夜時点で、150人の乗客と600人の従業員が空港に取り残された。全日空では、65人の乗客と290人の乗客が取り残されたと言っている。空港のスポークスウーマンによれば、3,000人の乗客と空港従業員が火曜日に空港に取り残された。
スポークスウーマンによれば、水曜日の朝には、空港は乗客を1時間半離れた神戸空港へ、乗客を船で避難させ始めた。彼女は、これまでのところ、約300人の避難が完了し、15分おきに乗客をピックアップしているとした。
LCCのターミナルは大きな被害を免れたが、滑走路は閉鎖されたままだ。スポークスウーマンによれば、いつ空港が再開するかは不明だ。
日本は、何日も前から台風ジェビの上陸に備えた。この台風の最大風速は時速130マイルで、日本の多くの地域に大雨をもたらした。
タンカーが衝突した時には、橋には電車や車はいなかった。NHKによれば、船に乗っていた11人の乗組員は無事に避難した。少なくとも7人が死亡し、300人が怪我をした。
日本航空の全日空は、数百のフライトを運休した。