Saturday, December 10, 2016

福島の処理費用は2,000億ドルに達する【A8面(国際面)】

経済産業省は129日、福島第1原発事故の処理費用が現状の約11兆円からほぼ倍増するとの試算を公表したが、WSJは翌10日の国際面でこのニュースを速報した。



福島第一原発の処理費用が22兆円に達し、その内訳が賠償費8円、除染費用6兆円、廃炉費用8兆円であることをコンパクトに伝えている。

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日本政府は金曜日に2011年の福島原発の処理費用が約2,000億ドルに達する見通しだと述べた。この金額は、先に発表された予測額の倍であり、同発電所のオペレーターのさらなるリストラ計画が必要になるだろう。
経済産業省は2011年の事故の影響を受けた地域への賠償額は8兆円(700億ドル)に達する見通しだと述べた。以前の見積もりでは5兆円だった。除染費用は4兆円から6兆円に増える見通しだ。同省が設置した有識者会議は、廃炉の費用は8円で、以前の予測の4倍に達すると述べた。
2011年の地震と津波によって引き起こされたこの事故では、福島第一原発の6つの原子炉のうち、3つがメルトダウンした。原発の近くに位置する幾つかの市町村は、放射能の影響で未だに立入禁止となっている。