ウォールストリートジャーナルは、米国に影響力をもつ多くのインテリ層に読まれていて、その世論形成に寄与しています。同誌に日本がどの様に取り上げられているかを観察することは、米国で日本についてのどの様な世論が形成されつつあるを知ることになるのではないでしょうか。このブログでは同誌に取り上げられた日本関係の記事を簡単に紹介しています。私は英語が専門ではないので、誤訳はご容赦。
Tuesday, March 24, 2015
沖縄は米軍基地の建設停止を求めた。【A12面(国際面)】
沖縄県の翁長雄志知事が、名護市辺野古への米軍新基地建設工事中止指示を出したというニュースが24日の国際面で速報された。
辺野古への米軍基地移転は、まさに日本の世論を二分した議論になっている。残念ながら、米国ではこの問題が詳細に取り上げられることはない。この記事でも、「こんなに長い間議論してるんだから、いい加減に決めてよ。」という米国側の気持ちが見て取れる。
***** 以下記事本文 *****
「沖縄県知事は、計画中のアメリカ軍基地の移転に関する更なる工事作業を停止することを決定した。安倍晋三首相と対立する可能性がある。」
「翁長雄志知事は、月曜日に、日本の防衛相の出先である沖縄防衛局に新しい基地の建設を1週間以内に停止する様に要請した。翁長知事は、県による海底調査の結果、防衛相のドリル調査によってサンゴ礁破壊されたことが明らかになったと述べた。彼は、県が調査する間、建設を中止する様に求めた。」
「翁長氏は、同局が彼の命令に従わない場合、彼の前任者が与えた同地域における岩礁破砕許可を取り消すと述べた。この動きは、海兵隊の普天間基地を沖縄の人口密集地帯から郊外へ移転させるという長い間の努力の実現を難しくする。」