Friday, January 3, 2014

沖縄での勝利【A10面(社説)】

安倍首相が仲井真弘多沖縄県知事と普天間基地の辺野古地区への移設で合意した件を、A10面の社説で大きく取り上げている。

「17年の緊迫した遅れの後、沖縄県は普天間基地の辺野古地区への移設に合意する見通しとなったが、これは、その地域が抱える新たな脅威に対する、民主的な現実主義の勝利だ。」と、安倍首相と仲井間知事の決断を絶賛。

その上で、「鳩山首相は東アジア共同体を夢想して米国排除を図ったが、その後の首相はすぐに米国との同盟の重要性を説いた。」として、鳩山首相の政策を暗に批判すると同時に、東アジア地域での米国の存在の重要性を説いる。

記事の最後では、「沖縄における進展は、フィリピン、韓国、ベトナム等中国の影響が及ぶ地域での、米軍に関する交渉の良い手本になるだろう。2期目の安倍首相は日本を東アジアの中心に置くことが出来るかもしれない。彼の靖国訪問はそのための助けにならないかもしれないが、我々は安倍首相が、日本を、妥協の過去ではなく、より良い将来に向けて、導いてくれることを期待している。」と、安倍首相に対する大きな期待で記事を締めくくっている。