尖閣諸島周辺での中国の扇動的な行動について、8月7日に日本は 中国に抗議したが、このニュースを翌8日の国際面で速報した。
尖閣諸島の領有権を巡っては日本と中国は立場を異にすること、 最近中国は尖閣諸島周辺で領海侵犯、 レーダー設置といった扇動的な行為をしていること、 こうした動きが南シナ海における中国の動きと似ていること、 南シナ海における中国の動きは益々エスカレーションしていること などを伝えている。
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日本は8月7日(日曜日)、東シナ海での中国の行動について、 中国に対し数回の抗議を行ったと述べた。 日本は中国が東シナ海のガス田関連の構造物にレーダーを設置して いるとしているが、それに対する抗議も含まれる。
日本の外務省はまた、8月7日(日曜日)に2隻の中国の沿岸警備 船が東シナ海の尖閣諸島の領海に侵入したと述べた。 尖閣諸島は日本によって領有されているが、 中国も領有権を主張している。、8月6日(土曜日) にも尖閣諸島の接続水域に侵入している。
尖閣諸島は中国では釣魚群島と呼ばれているが、 今回の事件により、 この諸島についての日本と中国の緊張関係がさらに高まった。 中国は南シナ海でも別の諸島の領有権を巡って近隣諸国と対立して いる。7月に裁判所は、 南シナ海における中国の領土の主張は法的根拠がないとする判決を 下した。
中国は東シナ海の公海上に16のガス田海洋プラットフォームをも っているが、日本の外務省によれば、6月にそのうちの一つに海洋 レーダーと監視カメラが設置されているのが見つかった。
外務省の広報官は「日本はレーダー設置を許すことは出来ない。 速やかに撤去することを求める。」と発言した。 このレーダーについて中国の外交防衛省にコメントを求めたが、 回答は無かった。
外務省の広報官によれば、日本もまた、 北京の日本大使館を経由して、中国に抗議を申し入れた。日本は、 中国が東シナ海における資源開発を一方的に行っているとしてきた が、以前にこの件で抗議したこともある。
海洋プラットフォームへのレーダーの設置は、もし確認されれば、 中国が南シナ海で行っていることと同様のことを東シナ海でも行っ ていることになる。南シナ海では、 中国は人工島に軍事施設を追加した。2013年には、 中国は東シナ海に防空識別圏を設定し、米国、 日本との間の緊張が高まった。杉山晋輔外務事務次官は「 今回の中国による一連の行動は、一方的に行われているもので、 地域の緊張を高めている。我々は一切受け入れることは出来ない。 」と述べた。日本の外務省によれば、杉山氏は、 在東京の中国大使と話をした。
中国は、同諸島は中国の領土であり、 中国の行動は国際法に従ったものだと述べた。
日本の抗議に対して、8月6日(土曜日)に、中国の広報官である Hua Chunyingは、日本に対して冷静な対応を求め、 状況を複雑にする様な行動を取らない様に要求した。
この問題とは別に、中国は週末に、南シナ海の係争地域に爆撃機、 戦闘機などの軍用機を飛ばしたと発表した。 フィリピンのラモス前大統領が領土問題を解決するための話し合い を目的に中国訪問の準備を進めているが、 この発表はこれに同期をとって行われた。