Thursday, August 4, 2016

安倍首相は国家主義者を防衛大臣に任命【A12面(国際面)】

8月3日に行われた内閣改造で、稲田朋美氏が防衛大臣に任命されたことを、翌日の国際面で速報した。


WSJで日本の内閣改造取り上げられること自体が異例だが、ひとりの閣僚がこれだけスポットライトをあてられるのも異例だろう。稲田氏を、次の首相候補であり、安倍首相同様国家主義的思想の持ち主で、憲法改正派であるとしている。また、2011年に韓国が彼女の入国を拒否したエピソードも紹介している。

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安倍晋三首相は新しい防衛大臣に国家主義者として知られる人物を選んだ。彼女は、安倍首相の後継者と目される人物であり、この抜擢により彼女は政府内においてさらに躍進することになるだろう。
稲田朋美(57歳)は、7月の参議院選挙で勝利をおさめた安倍首相が行った内閣改造でこのポストを手中におさめた。彼女は議員経験が11ヶ月しかないにもかかわらず既に次の首相と言われている。
稲田氏は元弁護士で、第二次世界大戦における日本の行為についてのこれまでの見方について何回か疑問を呈し、そのたびに中国や韓国を怒らせてきた。2011年には、韓国は稲田氏をはじめとする数名の保守派の日本の政治家について、韓国への入国を拒否した。
日本の憲法は国際紛争を解決する手段としての戦争を禁じているが、安倍首相同様、稲田氏は憲法の改正推進派だ。