Thursday, June 30, 2016

** 6月のまとめ **

6月にWSJに掲載された日本関係の記事は7件。12月が5件、3月が9件、4月が13件、5月が19件だったので、平均よりも少ない。,

テーマ別では、政治関係が2件、経済関係が3件、社会関係が5件だった。
政治関係は、「桝添知事辞職(15日)の速報」と「第二次世界大戦中の日本の残虐行為を批判する読者投稿」の2件。
経済関係は、「消費増税延期(1日)の速報」「日銀の追加緩和策見送り決定(16日)の速報」「米国の金利低下は日本同様、高齢化による効率性低下によるものだとする分析記事」の3件。
社会関係は、「三菱マテリアルの中国人強制労働者との和解(1日)の速報」「検定好きの日本でついにホームパーティ検定なるものが設立されたというコラム記事」の2件。

掲載箇所では、読者投稿1件、国際面6件だった。

速報記事を除くと、3件。まず、「日本の第二次世界大戦での残虐行為をあげ、その蛮行に比べれば、原爆投下な同情の余地もないとする読者の投稿。」そして、「日本は、高齢化の進展と人口減少によって、社会の効率性が落ちるという構造的問題を抱えており、米国もそれを後追いしつつある。」という分析記事。さらに、「日本人はまじめなので、何でも勉強して資格を取ろうとするので、次々と資格試験が出来ているが、ついにホームパーティ検定なるものも出来てしまった。」というコラム記事。
この3件の記事から、米国人が描く日本像とはどんなものだろうか?戦前は残虐だった日本人。戦後は、長寿社会を作ったが、それが経済停滞につながり、行き詰っている日本。いずれも、真面目な国民が突っ走りすぎてしまった結果ということか。