Monday, June 13, 2016

日本人はより良いパーティーのための授業を取る【A10面(国際面)】

日本でホームパーティ検定なるものが創設されたというニュースが13日の国際面に掲載された。


日本では何でも資格や検定にしてしまう。アロマセラピーや書道検定なんていうのもある。しかし、ついに、ホームパーティ検定なるものが出来てしまった!ということで、ちょと日本人を小ばかにしながら、面白おかしい記事に仕上がっている。

****** 以下本文 *****


「ナカムララアヤノさんはパーティーを正しく行う方法を勉強したかった。」
「彼女は、自尊心が強く完璧主義の日本人がそうする様に、授業を取って、試験を受けた。そして彼女は日本ホームパーティ協会からホームパーティ検定2級を取得した。」
「『ホームパーティでの最大の失敗はは、カーペットに赤ワインをこぼしてしまったことです。』と検定合格後、31歳のナカムラさんは語った。『もうそうした過ちを繰り返すことはありません。準備万端整えておくことが、ホームパーティに重要なことを学んだからです。』」
「日本は野球やクリスマスツリーなど、重要な西洋の習慣を取り入れてきた。しかし、ホームパーティはまだ取り入れられていない。」
「同僚や友人との親睦は、通常はレストランで行われる。多くの家は狭く、家に招いたとしても生活の匂いのする部屋でどうお客様をもてなせば良いか分からないからだ。」
「そこでホームパーティ協会が、パーティのコツを教えてくれる。協会代表の高橋ひでつう(43歳)は、20年前にシアトルでホームパーティに誘われた。『飲み物、バーベキュー、雰囲気、ケーキのフロスティングのけばけばしい色合い。全てが新鮮で楽しかったです。』と彼は言う。『ホームパーティーは人と知り合いになるための最適な方法であり、私には全く新しい方法でした。』」
「協会は2012年に設立され、ホームエンターテイメントに精通した40人のホームパーティアンバサダーからなる。その中には、食品の専門家や、ワインエキスパート、早く着いてしまったゲストのもてなし方に精通している人々などが含まれている。」
「こうした人々が、飲み物とオードブルの組合せから、招待カードの作り方まで、あらゆる質問に答えてくれる。ホームパーティ用品を作る会社にもコンサルティングなどのサービスを提供している。」
「今年、協会は新たに検定を開始した。こうしたテーマが資格検定になるのは日本では当然のことだ。日本では、英会話からアロマセラピーや書道に至るまで、あらゆる資格を検定にしてしまうのだ。日本野菜ソムリエ協会なんでいうのもあって、検定を受ければ、野菜エキスパートの認定を得られる。」
「そうした検定は人に自慢することが出来る。パーティープランナーを目指す人は、ホームパーティの様子を写真に撮って協会に送付しれば、3級資格を得ることが出来る。」
「2級を目指す場合には、ワインやデコレーションについての授業を受け、テストを受ければ良い。東京で受講して受験する場合の費用は約280ドルだ。」
「『ホームパーティにはどんな人を誘えば良いでしょうか?』と4月の授業で高橋は質問した。」
「6人の受講者は、質問に答えずに、高橋が回答を説明するのを静かに待った。」
「『ホームパーティを成功させるためにはですねえ、』と高橋は続けた。『貴方よりももっと面白い人を誘うことをお薦めしますよ。貴方がスマートだと思う人ですね。貴方よりもユーモアのセンスがある人でも良いでしょう。』」
「高橋は続ける。完璧なホームパーティの所要時間は4時間です。フットボールの様に、ハーフタイムでの特別企画を入れると良いでしょう。時間ピッタリに到着したゲストには(日本以外の国では、時間通りにホームパーティに行くのは不作法なことだが、時間に正確な日本では、時間通りに行ってしまう人もいるのだ。)、お手伝いをお願いしても良いでしょう。」
「『日本では部屋を明るくすることが適当だと思われていますね。』と京都精華大学でキャリアビルディングとコミュニケーションを教えている高橋氏は言う。『しかし、ホームパーティでは、部屋は少し暗くした方が良いですよ。』」
「生徒たちは、必死になって高橋の言うことをノートに取る。ホームパーティーで使われる模擬用具として、プラスティックのワイングラスやLEDのろうそく等が使われる。」
「協会のワインエキスパートであるコンドウヒロカズは、会話での話題になる様なワインを選択すると良いでしょうとアドバイスする。例えば、フランスの青いスパークリングワインの様な。『ワインのボトルを開ける時には、ラベルをゲストに向けておくことが重要ですよ。』」
「そして仕上げにテストがある。生徒たちは、ホームパーティーを成功させるために重要と思われることを3つ答えなければならない。」
「1人の生徒が回答した。『何かテーマを持つことがパーティを楽しくします。』もう1人の生徒が回答した。『ゲストに後片付けや料理を手伝ってもらうのは、パーティに一体感を持ち込んで良いことだと思います。』」
「そして彼らは短いエッセイを書かねばならない。質問、次回のパーティをより良くするために貴方は何をしますか?」
「協会によれば、正しい回答は1つだけではない。ある合格者は次のように書いた。『ホームパーティを成功させるための秘訣は、生活の匂いを排除し、特別な雰囲気を作り出すことです。次のパーティでは、日常生活を感じさせる家具が見えない様にします。』」
「ナカムラさんは、2級を受験したが、彼女のアパートに友達や家族を年に何回か招待し、寿司やピンチョスやカナッペを振る舞う。資格はホームパーティをより良くするのに役立つと彼女は言う。『授業では新しい視点を学びました。特に、風船等を使って部屋を飾ることは私にとって新鮮でした。』」
「もう一人の受験者であるヒサバヤシヒロコさん(33歳)は、次回のパーティではゲストが終電に乗り遅れない様に、開始時間や終了時間を事前に良く考えておくことを学んだと言う。彼女によれば、遅くまでいたい人には、後片付けを頼むというのも、授業で学んだ重要な戦術だ。」
「『ホームパーティの知識についての検定を受けるのは、ちょっと恥ずかしい感じがするかもしれません。』と彼女は言う。『でも、パーティを正しくやろうとする人にとっては、ちょっとしたヒントを簡単に学ぶことが出来る方法なのです。』