Friday, August 31, 2018

*** 8月のまとめ ***

8月にWSJに掲載された日本関係の記事は7件たった。17月の月当り平均掲載数は6.0/月だったので、平均を少し上回った。

テーマ別では、政治関係が4件、経済関係が3件、社会関係が0だった。

政治関係は4件。
12日に安倍首相が憲法改正案を秋の国会に提出することを明言したとするニュースを翌日の国際面で速報。世論の支持が広がらず実現は困難とした。17日には、かわぐちかいじ氏の漫画「空母いぶき」が、安倍首相の空母建造計画という現実とダブってしまうと報道。22日には石破茂氏へのインタビューを掲載。安倍首相を支持するのはゴルフ好きの企業幹部だけで、国民は石破氏を支持していると報じた。全体として、安倍首相に批判的な報道姿勢が目立った。
また、28 日に北朝鮮に拘束されていた杉本倫孝氏が帰国したことを29日の国際面で速報した。


経済関係は3件。
日銀が1日に公表した展望レポートで、低賃金で働く女性や高齢者の労働参加が賃金の上昇ペースを緩めていると分析したことを2日の国際面で速報。31日の日銀政策決定会合の結果についても「大枠では政策に変更なし。」として、併せて報じた。
6日には、ホンダが自動運転車の開発に当たって、自前主義を捨てて、他社との協業を推進しているという記事を1面に掲載。ホンダが自前主義を捨てるという苦渋の決断に至る物語を、分かりやすく伝えた。
内閣府が10日に発表したGDP速報値を同日の国際面で速報。日本経済が好調であることを伝えた。
経済は、企業の構造改革があるものの、全般的には好調。但し、労働者には十分にその好調さが行き届かないというところか。

掲載箇所では、国際面が4ヶ所だった。