安倍首相は14日に拉致被害者の家族と会い、金主席との直接会談に意欲を示したが、WSJはこのニュースを翌15日の国際面で速報した。
中国、韓国、米国が首脳会談を行なったので、次は日本の番だとしている。また、日本の主要紙の憶測を引用して、早ければ、会談は8月か9月にも開催されるとしている。
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日本の安倍首相は北朝鮮の金主席との会談について、北朝鮮による日本人拉致問題の解決を求めるものとして重要視している。
今年の初めに北朝鮮が外交に軸足を移して以降、安倍首相は一歩引いて、北朝鮮の意向を注意深く見て来た。
その間に、金主席は、中国、韓国とそれぞれ2回づつ首脳会談を行なった。そして、トランプ大統領とは歴史的な初会談を行った。
次は、安倍首相の番の様に見える。
「我々は、お互いの問題を解決するための首脳会談を行うべきだ。」と木曜日の記者会見で菅官房長官は述べた。
複数の日本の主要紙によれば、この2人の首脳による初会談は、早ければ、8月か9月には実現する見通しだ。公式筋は、何も決まっていないとしている。
日本と北朝鮮は、公式の外交関係はない。しかし、日本の外務省によれば、木曜日に、2国の外交官が非公式に、モンゴルでの国際会議に合わせて接触した。
日本の注意深い対応は、北朝鮮との交渉でことごとく裏切られて来た経験を反映している。特に、1970年代、80年代に北朝鮮による拉致された日本人に何が起きたのが、完全で偽りない説明を得ることに、16年もの間、苦労している。
日本の歴代首相は、生存している拉致被害者の解放と、こうした説明の優先順位が高いとしている。日本は、説明されていない日本人被害者の数は、少なくとも12人おり、多分それ以外に何10人もいるだろうと言う。
「もちろん、北朝鮮首脳とのあらゆる会談の機会を利用して、拉致問題の進展を図らねばならない。」と木曜日に行われた東京でのミーティングで、安倍首相は拉致被害者の親族に述べた。