内閣府は6月8日、2017年1~3月期のGDP改定値を発表したが、 WSJはこのニュースを同日の国際面で速報した。
これで、「GDPは5期連続プラス成長となり2006年以来の最長記録を更新」したこと、一方で「 5月18日に発表された速報値には届かなかった」ことなどをコンパクトに報じている。
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日本経済の今年第一四半期(1~3月期)のGDP成長率は、当初推測値から下方修正された。 2006年以来最長の経済成長は維持したものの、個人消費や企業在庫が予測ほど寄与しなかった。
GDPは経済活動の指標として広く用いられているが、内閣府が6月 8日に発表したデータによれば、日本のGDPはその前の四半期に比べて年率で 1%増加した。
この数値は、安倍首相の下での最新の連続経済成長期間が、5四半期連続になったことを示す一方で、当初予測の 2.2%の成長にはとどかなかったことを示している。年率換算しない場合の前四半期比 GDP成長率は、予測の0.5%に対して 0.3%だった。
改定値によれば、個人消費の伸びが予測の0.4%に対して、0.3% に止まった。データは、家計支出の成長全般に対する寄与が半減したことを示している。在庫の減少も成長を押さえる要因となった。