11月2日に開催された日韓首脳会談について、3日の国際面で速報した。
会談の中心は慰安婦問題だったとし、慰安婦が強制的に働かせられたことに以前は疑問を呈した安倍首相が今回はその解決に強い意欲を示していること、朴大統領も年内の解決に強い意欲を示していることから、この問題の早期解決が実現されることに強い期待を寄せている様に読める。
***** 以下本文 *****
この記事は次の様な書き出しで始まる。
「日本と韓国のリーダーが、日本軍のために売春婦として働かせられた数万人の韓国及びその他の国々の女性についての争いを解決するために動き出した。」
「安倍晋三首相は、朴槿恵大統領との青瓦台での100分にわたる3年振りの首脳会談の後『両国はいわゆる慰安婦問題についての話合いを加速し、出来るだけ早く合意に至ることを目指すことで合意した。』と安倍首相は述べた。」
暫く要約する。
韓国での慰安婦についての怒りは両国関係を疲弊させてきた。韓国は日本は十分に謝罪していないとみている。朴大統領は、日韓国交正常化50周年を迎える今年の12月までにこの問題を解決させたいと述べた。また、安倍首相と朴大統領は北朝鮮に核兵器開発を中止する様に、米国と共に圧力をかけていくことでも合意した。
しかし、会談の中心は2万人とも20万人とも言われる慰安婦問題だった。日本は1993年に謝罪し、民間からの寄付による補償金基金を設立した。しかし、安倍首相は、以前、慰安婦が強制的に働かせられたことに疑問を呈した。
この記事は次の様なコメントで締めくくられている。
「何人かの専門家は、この発表を、安倍首相が不一致を出来る限り早く解消したいというサインだとみている。外務省の元高官であるミネ・ヨシキ氏は『安倍内閣はこの問題の交渉に乗り出すことに強い意欲をもっていることを明確にした。』と述べた。」
「いかなる合意も日本の犠牲者に対する補償金支払が含まれると、一般的に考えられている。両国の外務省高官は、2014年4月以降、この問題について9回の交渉を重ねている。」