Thursday, June 12, 2014

オーストラリアは東京から潜水艦の技術を求めている【A10面(国際面)】

日豪装備協定の大筋合意のニュースが、国際面に掲載された。

この記事は次の様な書き出しで始まる。
「オーストラリアと日本は東シナ海、南シナ海での緊張が高まる中で、安全保障に関する協力関係を強化する動きに出た。オーストラリアは、日本のステルス潜水艦に使われている技術へのアクセスを求めている。この技術は、強力な潜水艦の新しい艦隊に使用可能だ。」
「オーストラリアのデービッド・ジョンソン防衛大臣は、横須賀海軍基地で、小野寺防衛大臣と、日本の新しい潜水艦、蒼龍を見学した後、日本とオーストラリアは、防衛技術について、お互いに補完しあえる長所と、共通の関心を持っていると述べた。」

そして、蒼龍が、世界最大の潜水艦で、海底に2週間も潜ったままでいられる優れものであることを述べた上で、こうした技術が提供出来る様になったのは、今年の4月に安倍首相が武器輸出3原則を変更したおかげだということを説明する。

この記事は下記の様なコメントで締めくくられている。
「オーストラリアは、より大きな在来型潜水艦の新しい艦隊に、日本の推進技術が使えると考えている。艦隊の費用は少なくとも、35オーストラリア・ドルになる。新しい潜水艦は、6台のコリンズ級の潜水艦を置き換える。これらの潜水艦は、耐用期間の終了が近づいており、導入当初かれら、信頼性と騒音について、問題を抱えていた。オーストラリアは、2020年代の半ばまでに、新しい潜水艦を稼動させたいと考えている。」

日本の各紙の報道に比べて、非常に詳細に伝えている。