3月にWSJ(ウォールストリートジャーナル)に掲載された日本 関係の記事は5件だった。2018年の平均が7件/月、1月が5 件、2月が2件だったので、少し少なめ。
面白かったのは、掲載箇所だ。このブログを開始して初めて、 国際面への掲載回数がゼロだった。
1面が4件、専門家投稿欄が1 件。
1面にこれだけの記事が取り上げられるのも珍しい。
テーマ別では、政治関係が1件、経済関係が2件、社会関係が2件 。
政治関係では、 米国はもっと日本を大切にすべきだという専門家の投稿が掲載され た。日本はイスラエル同様に周りに敵ばかりの孤独な国で、 唯一の友人である米国に頼るしかない。 米国はそのことをよく理解して、日本とは仲良くして、 東アジアでのパワーを維持すべきだという意見。 日本とイスラエルを同じ立場として描いているのが新鮮だった。
経済関係では、ゴーン氏関係の記事が2件掲載された。7日にはゴ ーン氏の保釈のニュースを1面に取り上げた。また、29日には独 自取材によりこの事件の核心に迫る渾身のレポートが、これもまた 1面に掲載された。フランス政府とゴーン氏の裏取引や、 日産と検察の司法取引などが生々しく描かれていて面白い。
社会関係は、ユーモラスな記事が、7日の1面下部のコラムに掲載 された。 こんまりこと近藤麻理恵さんのネットフリックスの番組が大ヒット した影響で、欧米で片付けブームが巻き起こり、 中古品ショップが悲鳴をあげているとのこと。また、 千鳥が淵の満開の桜の写真が30日の1面トップを飾った。