北朝鮮のミサイル発射(9月5日)と核実験(9月9日)により、 日本では米国との軍事同盟の重要性が高まっているとする記事が9 月13日の国際面に掲載された。
稲田朋美防衛大臣が9月15日に米国でカーター防衛長官と会う予 定で、 その場で日米の軍事同盟の重要性が確認されるだろうとしている。 また、北朝鮮のこうした行為の責任を、中国、 米国がそれぞれ相手に押し付けあう姿も併せて報じている。
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北朝鮮の最近の核爆発とミサイルテストは、 今週日本の新しい防衛大臣が初の米国公式訪問を予定していること もあって、日本と米国のより緊密な軍事協力に弾みをつけた。
米国当局によれば、弁護士で防衛の経験のない稲田朋美氏は、 木曜日にアッシュカーター防衛長官に会う予定だ。 稲田氏は先月防衛大臣に就任した。
月曜日東京で、彼女は自衛隊に対して、 北朝鮮の核プログラムは重大で差し迫った脅威だと述べた。 また東シナ海の諸島をめぐっての中国との緊張の高まりについても 警告した。こうした安全保障上の問題に対応するためには、 日本は米国との同盟を更に強化すると共に、 フィリピンやオーストラリアなどの国々との協力関係も確立する必 要があると彼女は述べた。
北朝鮮は先週3発のミサイルを発射。 日本の主要四島の中で最北端に位置する北海道の近くにある奥尻島 の西側150マイルにある海洋上に落下した。
ミサイルと先週の核爆発は、中国、日本、 米国そして北朝鮮への更なる制裁を検討しているニューヨークで、 制裁や政策の強化を促した。
カーター氏は先週、中国と北朝鮮が経済、 外交両面で主要なパートナーとなっていることが、 北朝鮮による核へのスタンスへの主要な原因となっていると述べた 。
中国の外務省の報道官は、 米国製ミサイル防衛システム装備の計画に言及し、 一方的な緊張を高めるだけだと警告した。彼女は、 核問題を作ったのは米国だし、その解決も米国次第だと述べた。
共同通信によれば、火曜日に、 米国は核搭載可能な超音速爆撃機を韓国上空で飛行させた。 力を見せつけることにより、北朝鮮を脅し、 韓国内の緊張を取り除くことが目的だ。B1爆撃機は、 米国と韓国のジェット機にエスコートされ、北朝鮮国境から75マ イルの空軍基地上を飛行した。