Wednesday, January 2, 2019

火災で車運搬船が太平洋上で航行不能に【A6面(国際面)】

大晦日に、横浜からハワイに向かっていた商船三井が運営する車運搬船で火災が発生したが、WSJはこのニュースを2日の国際面で速報した。


 4人が重体、1人が行方不明であること、米沿岸警備隊が救助にあたっていること、引き船の到着にはまだ数日かかることなどを伝えている。

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太平洋の真ん中を航行する日本所有のハワイ行き車運搬船で、水曜日に、火災が発生した。米沿岸警備隊によれば、4名が重体で1人が行方不明。
シンセリティーエース丸は三井OSKラインが運営する運搬船だが、同船の船長は、大きな火災が発生し、鎮火しようとしたものの難しいと判断したので、船から脱出するとレポートした。
船長を含む16人の乗組員は、近くを航行中の商業船によって救出された。
沿岸警備隊によれば、残る5人の乗組員のうち、4人は意識が無く、船に引き上げるための救出装置を握れない状態だ。1名は、未だに行方不明のままだ。
行方不明の乗組員の捜索は続いている。沿岸警備隊は、救助隊が乗った2機の航空機を現場へ派遣、米海軍機も1機、日本の米海軍基地から急行した。
火災は、大晦日に、ハワイ・オアフ島北西2,070マイル、日本との中間地点で発生した。
650フィートのこの船は、日本の正栄汽船会社が管理するものだが、横浜からホノルルに向かう途中で航行不能となった。所有者は、船を救出するために引き船を現地に向かわせた。
「船では未だに火災がおさまらない。」と、ホノルルの沿岸警備隊の広報官であるサラムーアは水曜日に語った。「今日の天候は、以前に比べると良いが、引き船が到着するには、まだ数日かかる。」
シンセリティーエース丸の救助には、5隻の商業船が関与した。