10月16日に投開票が行われた新潟県知事選について、翌17日の国際面で速報した。
新潟県は、柏崎刈羽原子力発電所のホームタウンであり、同発電所は世界最大規模だとしている。そしてその再稼働に反対する米山氏が知事選に勝利したことを伝え、当初は与党の支援を受けた森氏の楽勝が伝えられていただけに、選挙民に反原発の訴えが支持されたとしている。
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日曜日に行われた世界最大の原子力発電所がある日本の県の知事選 挙で、原子力発電への懐疑的な見方が勝利した。 安倍首相のエネルギー政策への大きな逆風だ。
医師で公務経験のない米山隆一氏(49歳)は野党の支援を受け、 安倍首相の連立政権の支援を受けた元建設官僚を破り、 新潟県知事となった。
東京から電車で2時間半の距離にあるこの県は農業地域として知ら れているが、日本海に面した柏崎市と刈羽村に跨る原子力発電所の所在地でもある。
この原発は東京電力によって運営されている。東京電力は全ての発電所が運転していれば世界最大の発電量を誇るが、2012年以降全ての原子力発電所は閉鎖されてきた。地震と津波によって東京電力の福島第一原発でメルトダウンが起きたが、2012年はその一年後だった。
米山氏は東京電力が2011年のメルトダウンの理由をきちんと説明できるまでは、新潟の発電所の運転を止めるべきだと訴えてきた。
「このことをはっきりとさせて下さい。私がお約束した通り、現状では再稼働を認める訳にないきません。なぜなら、もし原子力発電所が再稼働したら、皆さんの命や生活水準を保証することが出来ないからです。」と米山氏は選挙で勝利した後に述べた。
最初は、新潟の選挙は連立与党の支持を得た森民夫氏にとっては楽勝だとみられていた。しかし、選挙日が近づくにつれて、そして対抗する候補者の主張が選挙民の胸に響くにつれて、接戦であることが分かってきた。