Friday, January 29, 2016

日本がマイナス金利を採用【A1面】

1月29日の日銀によるマイナス金利の発表を同日の1面で取り上げた。


今回の日銀の予想外の動きを驚きを持って受け止めると同時に、日銀の政策の限界を示すものだとして、金融政策に頼った経済回復に疑問を呈している様に読める。

***** 以下本文 *****

「日本の中央銀行は金曜日に日本で初めてのマイナス金利を導入し市場を驚かせた。それは、日本経済を、過去20年間にわたって苦しめられてきた不景気にも戻すことを避けるための、いちかばちかの試みだ。」
「日本銀行による予想外の動きは、世界で起きている逆風に立ち向かおうという決意の表れだ。この逆風は、日本をデフレのふちに追いやり、価格の破壊的な落ち込みをもたらし、経済を弱体化させる危険がある。」
「しかし、それは日銀にとって残された政策がいかに少ないかも示している。日銀は既に80兆円(6,740億ドル)の資産を購入し、日本の巨大な国債市場の2/3が日銀の手中にある。日本の国債残高はGDPの230%に達し、いかなる主要国よるも多い。」
「3年間にわたる日銀による資産買取りの後、日本におけるインフレへの期待は萎えた。日銀は過去に例をみない金融緩和によって円安と株価上昇をもたらしたが、最近の市場の不安定さは、こうした日銀の成果をだいなしにしてしまう可能性がある。」
「米国連邦準備銀行は1ヶ月程前に金融引き締めを再開したが、日銀の今回の動きによって金利引き上げは控えることになるだろう。世界中の経済が苦しみと弱さを見せているからだ。」
「日銀の今回の動きは、欧州中央銀行が2014年に初めてマイナス金利を導入して以来、世界の主要銀行がマイナス金利を設定する2番目の事例となる。スウェーデン、デンマーク、スイスの中央銀行もマイナス金利を導入した。」
「米国連邦中央銀行は、日銀や欧州中央銀行の様にマイナス金利を設定するという動きにすぐに出るとは考えにくい。しかし、今週の動きにより、更なる金利引上げがすぐに行われる見通しは低くなった。」
「日銀の発表後円は2.1%も安くなり、1ドル121.33円となった。日経平均株価は、3%以上急上昇し、その後0/7%下げた。」
「マイナス金利政策は黒田総裁が得意とする市場に驚きをもたらす政策だ。彼は、最近日銀がマイナス金利を検討していることをしていた。」
「黒田氏は3年間にわたる攻撃的な量的緩和策は『期待した効果』をもたらしたが、目標としていた2%のインフラは実現出来なかったというこれまでの立場を維持した。」
「黒田氏は原油価格安が低いインフレの要因であるとし、エネルギー価格を除いた価格指標を彼の政策の成功の証拠として示した。しかし、国債買取政策はその量と効果の限界に達したとみられる。」
「メリルリンチ日本の金利戦略家であるオオサキシュウイチ氏はこの動きは日銀の『軌道修正』であり、量的緩和に代えて金利に焦点をあてるという決意が反映されたものだと述べた。」
(以下省略)