Monday, October 20, 2014

日本の内閣の期待の新星が辞任【A10面(国際面)】

小渕経済産業大臣の辞任のニュースが国際面で速報された。辞任発表は日本時間月曜日の朝9時頃だったが、WSJは時差を利用して、同じ月曜日の朝刊で速報した。


「安倍晋三首相への批判が強まる中で、月曜日に日本の経済産業大臣が金銭に関する疑惑によって辞任を発表した。」
「小渕優子氏は安倍首相が2012年に就任して以来、辞任する最初の大臣だ。小渕元首相の娘であり、自民党内では初めての首相になることを期待されていて、安倍首相の政策である女性登用の象徴的存在でもあった。」
「月曜日に、就任して1ヶ月半で、40才の小渕氏は、経済産業大臣を辞任した。彼女の後援会が、選挙民を東京へ遊興目的の旅行に連れて行くのに数十万ドルを使ったことが、帳簿で明らかになったのだ。」
「菅官房長官は、安倍氏は残念ながら彼女からの辞表を受理したと述べた。」
「小渕氏は帳簿に食い違いがあること、幾つかの支払いは帳簿に記載されていなかったことを認めた。その上で、専門家に問題の点について調べてもらうと述べた。彼女はまた不当な便益が選挙民に与えられたとは思わないとも述べた。」
「小渕氏は先週、国会での証言で、支払いは公職選挙法違反に該当するかもしれないと述べた。公職選挙法は、議員は選挙民に対して便益を与えられないとしている。」
「もし選挙民が歌謡ショーを含む旅行の費用を全額支払っていたとすれば、問題はないのだが、帳簿によれば、選挙民はほんの一部しか支払っていなかった。」

同じ日に辞任した松島法務大臣については全く触れていない。松島大臣の辞任が入稿の後だったからなのか、松島大臣の件は報道するに足らないと考えたのかは、分からない。