11月にWSJに掲載された日本関係の記事は5件。1月~10月ま での1月当りの平均が9.2件だったので、 平均を大きく下回った。5件という掲載回数は、1,2月と同数で、今年最低。
テーマ別では、政治関係が2件、経済関係が1件、社会関係が2件 だった。
政治関係では、「11月2日に安倍首相がミャンマーのスーチー国家顧問と会談したこと」「11月8日のトランプ氏の大統領選挙勝利を受けて、安倍首相が10日にトランプ氏へ電話しこと」の2件を取り上げている。安倍首相は(うまくいっているかどうかは別にして)世界中を飛び回って積極的に首脳外交を展開しており、17日にはニューヨークでトランプ次期大統領とも会談した。WSJがこのニュースを取り上げなかったのは残念。なお、WSJは、11月22日にトランプ氏の外交政策に関する記事を掲載した。その記事には安倍首相とトランプ次期大統領が握手をする記事を大きく掲載しているが、記事の中には日本に関する記述は無い。(この記事を上記に貼りつけました。)
経済関係では、「11月1日に日銀が現状の政策維持の決定をしたこと」を取り上げた。安倍首相と並んで、(その政策がうまくいっているかどうかは別にして)、WSJが注目しているのが、黒田日銀総裁だ。WSJは日、その動向に常に着目し継続して報道している。
社会関係では、「11月22日の福島沖地震」を速報。また、11月30日には「日本では高齢者が人手不足をおぎなっている。」という興味深い記事を掲載した。WSJは経済紙ではあるが、自然災害については、必ず速報している。また、日本の高齢化が社会に与える影響についても注目しており、様々な観点からの記事が頻繁に掲載されている。
掲載箇所では、5件すべてが国際面への掲載だった。