Tuesday, December 6, 2016

日本の安倍首相が真珠湾を訪問【A6面(国際面)】

安倍首相は12月5日、12月26-27日に真珠湾を訪問すると発表した。WSJは、翌6日の国際面でこのニュースを速報した。



安倍首相の真珠湾訪問は、オバマ大統領の広島訪問に対比されるものであること、米国の退役軍人が好意的に受け止めていること、安倍首相はこの訪問により日米同盟の価値を再認識したいことなどを報じている。

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安倍首相は12月下旬に75年前の日本による攻撃による犠牲者を慰霊するために真珠湾を攻撃すると述べた。真珠湾を訪問する最初の首相となる。
この訪問はある意味5月のオバマ大統領の広島訪問に似ている。第二次世界大戦終結の9日前に原爆が投下された場所への米国大統領による最初の訪問だった。
安倍氏は米国と日本の戦争が始まった場所を訪問する。ルーズベルト大統領が不名誉な日として記憶にとどまるだろうとし1941127日に、日本の攻撃部隊が当時米国領だったハワイの真珠湾海軍基地を奇襲攻撃し、アリゾナを沈没させ、2,403人のアメリカ人の命を奪った。
東京の首相官邸で安倍氏はオバマ氏と真珠湾を訪問すると述べた。「これは犠牲者の御霊に祈りを捧げる訪問だ。」と安倍氏は述べた。「我々は2度と戦争の恐怖を繰り返してはならない。」
キャノングローバル戦略研究所のリサーチディレクターで元外交官の宮家邦彦氏によれば、安倍氏が謝罪する可能性は低いだろう。「この訪問は同盟が成熟したことによる自然な結果だ。」と宮家氏は述べた。
20154月の米国議会におけるスピーチで、安倍氏は真珠湾や他の第二次世界大戦での戦地について触れ、ワシントンの第二次世界大戦慰霊碑を訪れた時にこれらの戦地に思いを馳せたと語った。「深い後悔の念と共に、私はそこに立って静かに祈りを捧げた。」と安倍氏は語った。
オバマ氏も同様に広島を訪問した際に原爆投下について謝罪しなかったが、「我々は、あの恐ろしい戦争の弧の中で、またその前の戦争で殺された、全ての罪なき人々を追悼します。」と述べた。
日本の世論調査によれば、90%の人が広島訪問は良いことだったと述べた。そうした好意的な感情が、7月の選挙における安倍氏率いる連立与党の勝利につながった。
米国の退役軍人権利擁護団体は、その多くが第二次世界大戦の退役軍人で占められるが、安倍首相の真珠湾訪問のニュースを好意的に受け取っている。
「この訪問は傷をいやすものであり、日米同盟の強さと重要性を示すものだ。」とアメリカ最大の退役軍人権利擁護団体の1つであるAmvetsのナショナルエグゼクティブディレクターのジョー・チェネリー氏は述べた。
5月に退役軍人省によって集計された統計によれば、第二次世界大戦に参戦した約1,600万人のアメリカ人のうち約69万人が未だに生存している。
月曜日の発言で、安倍首相はハワイ訪問において日米同盟の価値について再確認したいと述べた。日米同盟は、選挙運動期間中にドナルドトランプ氏に疑問視された。選挙後はそうではないが。
「日米同盟は希望の同盟となりました。この同盟によって、日米両国はその強みを合体させ、様々な国際問題に対応することが出来ます。」と安倍氏は述べた。「その価値と重要性は、過去から現在そして未来にわたって変わることはありません。」
ホワイトハウスは声明を発表し、オバマ大統領は安倍氏と共にアリゾナ記念館を訪問し犠牲者に敬意を表するとした。